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雑記ブログ。退職に至るまでの経緯や気になったことなどを書いていきます

空家法の話(後編)

こんばんは、てっちゃんです!

前回は空家法(空家等対策の推進に関する特別措置法)の誕生した背景・第13条までの内容について書きました。

 

今回は「固定資産税が高くなる」きっかけが分かる第14条第1項から第3項について書いていきます。

 

さっそく法律を見てみましょう!

 

 

空家法 第14条(第1項~第3項)

 

(特定空家等に対する措置)

第十四条 市町村長は、特定空家等の所有者等に対し、当該特定空家等に関し、除却、修繕、立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置(そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態又は著しく衛生上有害となるおそれのある状態にない特定空家等については、建築物の除却を除く。次項において同じ。)をとるよう助言又は指導をすることができる。

 

2 市町村長は、前項の規定による助言又は指導をした場合において、なお当該特定空家等の状態が改善されないと認めるときは、当該助言又は指導を受けた者に対し、相当の猶予期限を付けて、除却、修繕、立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置をとることを勧告することができる。

 

3 市町村長は、前項の規定による勧告を受けた者が正当な理由がなくてその勧告に係る措置をとらなかった場合において、特に必要があると認めるときは、その者に対し、相当の猶予期限を付けて、その勧告に係る措置をとることを命ずることができる。

 

 

引用元 http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=426AC1000000127&openerCode=1

 

 

ほんとは全部で15項まであるけど省略。

だってめっちゃ長いもん。

まあ、それだけ重要な内容ってことなんですけどね。

 

では簡単に書いていきます。

 

ここでは市町村から特定空家等の所有者に対する指導に関する内容が記述されています。

要は修繕等の対応をしてくださいというものです。

 

指導の流れ

 

・助言

 

・指導

 

・勧告

 

・命令

 

この中の勧告が、「固定資産税が高くなる」ポイントです。

 

 

ではなぜ勧告をされると固定資産税が高くなるのでしょう?

 

平成27年度 税制改正の大綱

 

空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく必要な措置の勧告の対象とな った特定空家等に係る土地について、住宅用地に係る固定資産税及び都市計画 税の課税標準の特例措置の対象から除外する措置を講ずる。

 

引用元 https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2015/20150114taikou.pdf

 

「平成27年度 税制改正の大綱」にて上記の内容が新設されました。

内容を読んでみると「勧告」という言葉が出てきますね。

 

これが空家法第14条第2項の「勧告」を指しています。

 

そして勧告を受けると土地に関する税を軽減する特例措置が適用されなくなるということが書かれています。

 

これが「空家法が施行されると固定資産税が高くなる」と言われていた理由なんです。

高くなるというよりは、軽減されていた税が元に戻るという感じですね。

 

どうすれば勧告されない?

 

大きく2通りの方法があります。

 

一つは助言、指導をされた段階で改善すること。

特定空家等の修繕等を行い改善したと認められれば勧告をされることはなく「固定資産税が高くなる」という状況を避けることができます。

 

もう一つは空家を手放すこと。

不動産を介して他の方へ売却して名義さえ変わってしまえば勧告をされることはありません。もちろん助言、指導もされなくなります。

特定空家等の所有者では無くなりますから。

 

特定空家等が近所に存在して不安を感じている住民の方がいますのでできれば一つめの「改善」をして頂けたらと思います!

 

 

まとめ

空家法について前編・後編に分けて書いてみましたが、いかがでしたか?

もしかしたら知らずに相続しているなんてこともありますので、この機会に一度相続関係や財産について確認することをお勧めします!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

空家法の話(前編)

こんばんは、てっちゃんです!

前回は担当していた業務について書きました。

今回は担当業務が誕生する元となった空家法(前編)について書いていきます。

 

空家法が施行されてから「固定資産税が高くなる」というニュースを見たことがあるかと思います。

 

果たしてそれは本当なのでしょうか?

 

空家法について前編・後編に分けて書いていきます。

 

空家法って?

 

空家法は平成27526日に完全施行された法律で、正式名称は

 

空家等対策の推進に関わる特別措置法

 

という微妙に長い名前の法律です。

この記事では省略のため空家法とさせて頂きますね!

 

 

空家法誕生の背景

 

なぜ空家法が誕生したのか。

 

その理由は第1条に記されています。

 

(目的)

第一条

この法律は、適切な管理が行われていない空家等が防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることに鑑み、地域住民の生命、身体又は財産を保護するとともに、その生活環境の保全を図り、あわせて空家等の活用を促進するため、空家等に関する施策に関し、国による基本指針の策定、市町村(特別区を含む。第十条第二項を除き、以下同じ。)による空家等対策計画の作成その他の空家等に関する施策を推進するために必要な事項を定めることにより、空家等に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって公共の福祉の増進と地域の振興に寄与することを目的とする。

 

引用元 http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=426AC1000000127&openerCode=1

 

うん、長い。汗

 

簡単に書くと

 

・皆さんを危険な空家等から守って安全に生活できるようにしましょう

・空家等を活用していきましょう

・そのために市町村は計画を立てて実行していきましょう

 

こんな感じです。

 

豆知識

どの法律も目的は第1条に記されているので、最初を読めばなぜその法律が出来たのかわかります。

 

 

空家等と特定空家等

 

どの法律でも第2条に用語の説明があります。

では空家等特定空家等は何が違うのでしょう?

ここからは条文は省略していきます。 

 

空家等

・人が住んでいない建物。

(塀や物置、木や竹も含みます)

・あとその建物がある敷地。

 

特定空家等

崩れてたり、ぶっ壊れそうだったりで危険な状態の空家等

衛生的に考えてこれヤバイだろって状態の空家等(ゴミ屋敷とか)

なんかここにあると景観が悪いよねって状態の空家等(ゴミ屋敷とか)

・他に、周りのこと考えたらちゃんと管理しないといけないでしょって状態の空家等(一部壊れかけてるとか雑草生えっぱなしとか)

 

こんな感じのことが書いてあります。

特定空家等に当てはまると助言等の対象となってしまうので、空家等を所有している方(相続人含む)は注意しましょう。

 

第3条~第13条

 

ここからは第3条~第13条を簡潔に書いていきます。

 

第3条

所有者はちゃんと空家等を管理する責任があるよ

 

第4条

市町村は立てた計画を実行するように頑張って

 

第5条

国は基本となる指針を定めること

 

第6条

市町村は計画を定めることができるよ

 

第7条

市町村は協議会を組織できるよ

 

第8条

都道府県は市町村の手助けをするようにしよう

 

第9条

市町村は必要なら空家等への立ち入り調査ができるよ

 

第10条

市町村は必要な範囲で内部情報を利用することができるよ

 

第11条

市町村は空家等に関するデータベースの整備とかするよう頑張ること

 

第12条

市町村は、空家等がちゃんと管理されるように所有者を手助けするよう頑張ること

 

第13条

市町村は、空家等が活用される対策をするよう頑張ること

 

まとめ

今回は空家法が生まれた理由、空家等の定義、大まかな流れについて書きました。

 

「固定資産税が高くなる」

 

その理由については次回、空家法(後編)の第14条にて説明させて頂きたいと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

終わらない苦情の話

こんばんは、てっちゃんです!

 20167月、新卒採用で1年3ヶ月が経った頃、初めて休職しました。

今回は休職の原因となった業務について書いていきます。

 

1本の電話①

 

近所の建物が危ないからなんとかしてよ

 

この電話から終わらない苦情が始まります。

 

私は建築関係の学部を卒業したこともあり、技術職として働いていました。

そして最初に配属されたのは建築関係の苦情対応が中心の部署。

最初の頃はまだ業務のことをあまり理解していなかったため、どれだけ大変な業務なのかも分かっていませんでした。

 

現場の確認

 

連絡をくださった方に建物の場所を聞き、重たいゼンリンを開いてどこにその危ない建物があるかを調べます。

 

次に現場へ向かい、建物の状態を目視してどこが危険な状態であるか確認し、併せて写真を数ヶ所から撮影します。

 

建物が危険な状態

 

では、どういった状態が危険なのかというと

 

・建物が傾いている

・屋根がたわんでいる、崩れている

・瓦が落ちかけている、すでに落ちている

・外壁が崩れかけている、すでに崩れている

 

わかりやすい例としては上記のような状態です。

 

ちなみに私は現場確認中に建物の一部が崩れてきて頭に直撃したことがあります。

 

一瞬の出来事でした。

 

ヘルメットを装着していたおかげで無傷で済んだのが不幸中の幸い。

 

大事なことなのでもう1回言います。

 

ヘルメットを装着していたおかげで無傷で済みました。

 

これがもし、お年寄りや小さな子どもだったらどうでしょう?

普段生活する中でヘルメットなんて被っていません。

瓦が落ちて直撃したなんてことが起きたら大惨事です。

最悪、亡くなる可能性もありますから

 

 

写真の現像、ランク付け

 

職場へ戻ってきたら、現場の写真を現像。

そして建物の状態を記録に残すため、記事を書きます。

 

例)

×日現地確認。

西側道路沿い瓦の落下を確認。

 

次に、情報を管理のためにランク付け。

上位は危険度が高い建物、下位は特に危険ではない建物といったように4段階でランク付けします。

 

そして上位ランクの建物を中心に指導を行うこととなります。

 

所有者の調査、そして連絡

 

登記簿をもとに様々な手段を用いて建物の所有者の所在地を調べます。

そして所有者の所在地が判明したら写真を添付して文書を送付します。

 

文書にも段階があり

 

・助言

・指導

・勧告

・命令

 

後半になるに連れて厳しいものになっていきます。

 

 

所有者からの反応

 

文書が届いた建物の所有者からの反応はだいたい次の3パターン。

 

①すぐに改善します!

②キレる。もしくは言い訳をして責任から逃れようとする。

③無視。連絡してこない。

 

①の反応をしてくださる方は残念ながらほとんどいません。

9割は②か③の反応となります。

 

1本の電話②

 

この間伝えた建物、まだ危ないままなんですけどちゃんと指導してるんですか

 

初めて電話を頂いてしばらくたった後、ほぼこのような連絡がきます。

そして対応の状況や改善期間を設けていることを説明し、なんとか納得してもらいます。

 

現場の再確認

 

改善期間が終了すると、改めて現地確認を行います。

危険な箇所が修理されて安全だと確認できれば苦情は解決。

しかし、修理も何もされておらず、状況が変わっていない、むしろ悪化している場合は再度、建物の所有者に指導を行います。

 

全体の流れのまとめ

今まで書いてきた業務の流れを簡単に書くと 

 

a.情報提供(苦情)

  ↓

b.現地確認

  ↓

c.所有者調査・文書送付

  ↓

d.反応待ち

  ↓

d.苦情を受ける(改善待ち期間)

  ↓

e.現地確認(改善確認)

  ↓

(改善されていなければ)

  ↓

c.所有者調査・文書送付にもどる

 

こんな感じで無限ループ(終わらない苦情)の出来上がりです。ヤッター(絶望)

 

 

 

当時はこのような案件を150件ほど担当していました。

苦情、所有者への指導、なかなか解決されない状況によってストレスがたまり「抑うつ」を発症したわけです。

 

そしてお気付きの方もいるかと思いますが、ここでいう「建物」とは「空き家」のことです。

一時期は空家法の施行に伴い大々的にニュースが流れていましたね!

 

施行されたら固定資産税が高くなります

 

という誤解を生みかねないニュースがw

 

 

今回は担当していた業務について書きました。

次回は、この業務が生まれる元となった空家法について書きたいと思います!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

初めて休職したときの話

こんばんは、てっちゃんです!

 

今回は初めて休職した時のことについて書いていきます。

 

 

朝礼で前例なき事件を起こす

 

はい、

 

泣き崩れて立てなくなりました

 

以上です!!www

 

7月上旬の出来事でした。

始業前のラジオ体操を終えて、さあ朝礼。

その日は担当業務について話すことに。

 

7月◯日の朝礼を始めます・・・」と、いつも通りの出だしで話始めました。

しかし、話している途中から

・声が震えだし

・視界がぼやけ

・支えがないと立っていられない

そんな状態になっていました。

 

最初は何が起きているのか自分でも分からず、ただただビックリ。

少し時間が経って、

 

あぁ、泣き崩れたんだなと理解しました。

 

同僚、上司、課長みんな驚いてた。

 

うん。

 

自分が一番ビックリしたよ!w

 

なんでこんなことになってるのか全くわからなかったんだから!!

 

とりあえず別室に移動して、椅子に座って落ち着くのを待つことに。

 

今日は帰ったほうがいいんじゃないのかと上司から声をかけられたけど、業務進めないと終わらないし、担当も少ないから帰ると迷惑がかかるとの思いで、その日は働くことにして、無事1日を終えて帰宅しました。

 

立ち止まった朝

 

朝礼事件を起こして1週間くらい過ぎ、いつも通り電車に乗って、駅を出て職場まで歩いていた時のこと。

職場まであともう少しというところで足が動かなくなり、立ち止まってしまいました

 

その日も頑張ろうと思い、やる気が出る音楽を聴きながらカツを入れて職場へ向かっていました。

 

ただし、いつもと違っていたことは、足が異常に重たかったこと。

 

ゆっくり歩くのがあまり好きではないため、普段はさっさと歩いているのですが、その日に限っては今まで感じたことがないくらい足が重く、ありえないくらいゆっくり歩いていました。

 

職場へ行こうにも足が動かない。

これはまずいと思い職場へ電話。

 

私 :「職場の近くまで来ましたが、動けなくなり出勤できそうにありません。休暇を頂いてよろしいでしょうか」

 

上司:「分かった。休暇申請は出しておくから心療内科に行ったほうがいい」

 

(・・・心療内科??)

と疑問を感じましたが、ここはいうことを聞くようにしました。

 

「ありがとうございます。心療内科へ行ってみます」

 

某クリニックが良いと同じ職場の方に言われたことがあったのでそこへ行くことにしました。

この判断が今後を左右することになることも知らずに。

については今後、別記事にて書いていきます)

 

初めての心療内科

 

クリニックに予約の電話を入れて、指定された時間に行きました。

 

30分ほど待ち、カウンセリングを終えて診察。

 

抑うつです。診断書を出すのですぐに休職してください」

 

え??抑うつ??自分が??休職って??

信じられませんでしたが、そのまま初めての休職をすることになりました。

 

 

 

今回は初めての休職に至る前のことについて書きました。

次回はどのような業務を担当していたのかについて書きたいと思います!

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!